京都映画館巡り~京都みなみ会館、フルフラットシアター他篇~
京都映画館巡り三日目
最終日
まずはイオンシネマ高の原へ
京都駅⇒高の原駅(¥560/35min)
改札を出るとすぐイオンモール
外観(やたらでかい)
4F
この日は平日の月曜日であったが
他テナントがオープンする前からそこそこの人込み
奈良の方が近いことも付け加えておく
そして
今後当ブログの天敵はイオングループであることが判明した
京阪バス まちの駅イオン久御山前行き→まちの駅イオン久御山前下車
外観(こじんまり)
2F
壁(カチンコ、フィルム、シアター、ドリンク、ポップコーン)
現在のロゴとはやや異なる古いデザイン
どうやらイオンシネマ第一号館であり京都府初のシネコンであるとのこと
久御山をあとにしT・ジョイ京都へ
まちの駅イオン久御山前⇒京都駅(¥560/40min)
近鉄大久保行き→大久保下車
近鉄京都線急行 京都行き→京都駅下車
八条口を出て徒歩5分ほどでイオンモールKYOTO
外観
5F
T・ジョイ京都を象徴する(らしい)フルフラットシアター
studio LiVLa りぶら スクリーン5
段差がない
通常のスクリーン位置よりやや上に設置されているとのこと
シート(というよりソファベッド) 『フルートベール駅で』鑑賞
勝手にフルフラットシアター講座
1.有人窓口限定販売 (ネット、自動券売機では販売をしていない)
2.鑑賞料金は通常通り
3.ペア席だが一人分の料金でシート独占(相席の心配不要、そらそうだ)
メリット
・どこでも観やすい
・足が伸ばせる&横になれる
・シートの囲いが高い為周囲が気にならない
デメリット
・くつろげすぎて正しい座り方に悩む
・くつろげすぎて睡魔との闘いになる
・シートの囲いが高い為音響面ではやや難点がある
個人的見解
遮断性が強くアベックシアターと呼ぶに相応しい
映画館の拘束性に開放的な要素が加わり
緊張感が失われている(ホームシアター的)印象
要するに贅沢すぎるシアターといふ結論
快適さの信実は残念ながら“そこ”ではないのだ
いざ
京都映画館巡りラストを飾る京都みなみ会館へ
イオンモールKYOTO⇒京都みなみ会館(徒歩10分ほど)
外観(LASVEGAS?)
ネオンサイン撮りこぼしゆえ拾い物
カワユスなロゴ
券売機
シアター 『胸騒ぎの恋人』鑑賞
京都市内唯一無料駐車場完備のミニシアター
東寺駅から目と鼻の先である
まず「プチリニューアルしました」という点は不明だったが
アート性&快適空間の演出が京都シネマと類似している
といふのも
前記事京都シネマとは相互割引など時折提携している模様
スタッフの丁寧な奥床しい接客しかり
上映前、入場前に亘る的確な留意事項のアテンドしかり
映画に集中できる環境作りを徹底している
同じ市内で似た趣向性を持つミニシアターである
(どちらも女性支配人とのこと)
このやうな映画館が近所にあったら
どれだけ通うか
どれだけ嬉しいか
改めて映画館の存在意義を考え直すとともに
街の映画人口底上げが図られ
上質な映画を上質なハコで供給し
芸術や文化的側面からも
充実さの度合は明らかである
京都映画館巡り総括
主だったポイントを挙げる
・舞鶴八千代館のノスタルジー
・ゴーストタウン福知山
・フルフラットシアターの全貌
・イオングループは天敵
このあたりであろうか
なお
二日目の失態はレンタサイクルといふ手段を用いていれば
なんら問題のないスケジュールであった
そして
おもてなしの精神は京都に根付いているのである
それは映画館に限った当人の見解ではあるが
ただただ嬉しかったのである
余談
最後の最後で
改装直前の京都タワー大浴場を独占できたのは
何かしらの(なんのやねん)褒美のようにも感じ取ってしまい
清々しく夜行バスにて帰路につくのであった
※この記事は2014年4月7日に巡った際のものです
京都映画館巡り~京都シネマ、市内他篇~
京都映画館巡り二日目
前記事で京都に決めた理由を説明していなかったが
今回京都に決めた一番の理由は
「そうだ京都行こう」ではなく
「そうだ『映画館ほど素敵な商売はない』の映画館行こう」の
京都シネマが発端である
Amazon.co.jp: 映画館ほど素敵な商売はない: 神谷 雅子: 本
書評は専門の方々にお任せするが
京都シネマ設立までありのまま記述されていて面白い
経緯を知り得た以上
行かなくては気が済まなくなったのだ
さて本題
二日目は朝早くから福知山から二条への移動
TOHOシネマズ二条へ
改札出てすぐの商業施設BiVi二条4F
外観
メイン館のスクリーン10は西日本最大級のスクリーンサイズだそう
当人が稀に行くMOVIX亀有のスクリーン10といい勝負
日曜日ということもあり混雑していたのでそそくさと退散
内装は凝ったデザインらしく
コリドーは壁面に竹林、廊下に日本庭園が配置された
京都ならではのデザインとなっているとのこと
※ロビー欄参照
次はフィルムシアターのある京都文化博物館へ
外観(別館 三条高倉)
入り口
ここも日曜日ということで大混雑
不安が過るが目的のフィルムセンターへはすんなり
皆特別展がお目当てだった模様
2F受付にて500円の総合展示当日券一般を購入
ロビー
シアター
上映作品は “ いわくつき ” の『祇園祭』だ
TV放映はおろかパッケージ化など皆無
一年に4回のみ上映されるという貴重なタイミングであり
上映後に起こった喝采の意味は観た者にしかわからない
良くも悪くもこれぞ劇場限定公開の真髄である
※詳しくはリンク参照のこと
シアターのみならず館内は飲食厳禁で(当人も怒られてしまった)
上映前の一言一句狂わないアテンドも素晴らしく
本当に誰一人物音を立てずにスクリーンと向かい合っていた
これは東京ではまず考えられない鑑賞マナーである
しかし
残念なことに上映が総合展示券の一部である為
空気の読めない関西のオバチャンたちが度々出入りし
「これ錦之介やん」「美空ひばりやん」「寅さんやん」などとしゃべり倒す
せっかく快適空間になっている場内が一転してため息を漏らすのである
この点非常にもったいないがあとは至高の映画時間であった
さて
余韻に浸る時間などあろうはずもない
宿でチェックインを済ませ
次は二条通りにある京都映画センターへ
上映会が不定期開催である為この日の上映はないが
よくよく調べてみると上映会の主催や共催をしている会社であり
ビル内のホールは別物と考えていいだろう
京都映画センターの入る河二ガレージビル
即移動
そこが日本映画原点の地であり
立誠シネマプロジェクトが上映会を運営する
元・立誠小学校である
立誠シネマプロジェクト|京都・木屋町通、元・立誠小学校のシアター
入り口
ここも生憎上映会は休映中とのことで残念だったが
風情のある木屋町通りの桜並木に佇む建築物は
シアターとして他に類を見ない雰囲気に包まれていた
前記事で紹介したシマフィルムが主催・運営をされているとのこと
日本映画原点の地
実業家・稲畑勝太郎氏の手によってパリから輸入された
シネマトグラフが日本で初めて投影され成功した場所である
京都観光ポータルサイト - e京都ねっと | 京都映画(シネマ)スポット 京都の映画史
即移動
「シネコン初のツインビル」がコピーの
MOVIX京都
※大急ぎだった為かツインビルの画像が紛失
即移動
バスが軒並み大混雑であった為気合の徒歩
いざ京都シネマへ
ロゴ
シネマ2
ようやくたどり着いた目的地
滑り込みで
疲労困憊で
初京都シネマで
『変態アニメーションナイト2014』
悪ふざけとは言わないが
ここにきて
環境的にも作品的にも
完全にシアターNモードであった
(心とは裏腹に楽しんでしまった)
上映後スタッフと話をしたかったが
背筋を伸ばして待ち構えているもんだから
綺麗にお辞儀をされて宿へとしょんぼり帰路
かすかに残る記憶では
全員女性スタッフ(ここは祇園か)で黒の館名入りTシャツ着用
入場前に喫煙所の有無を伺った際の対応はとても丁寧で
上映前のアテンドもスクリーン前まで行き見事にこなしていた
前述の京都文化博物館もそうだが
こういったスタッフ一人一人の奥ゆかしい姿勢の接客は
東京の映画館では忘れ去られようとしている
今更シネコンも東京もどうこう揶揄する気はないが
素敵な映画館には重要な要素ではないだろうか
複数で来る客にサービスを打ち出す前に
今一度接客を見直したほうがいいと
当人は再確認できたのである
しかし本当に
祇園に行かず
『祇園祭』に行ったことは
我ながら最良の判断であり
後年も語り継ぐべき
傑作に出逢えた
奇跡的な上映会に
感謝の意を申し上げる次第だ
※この記事は2014年4月5日に巡った際のものです
京都映画館巡り~舞鶴八千代館、福知山シネマ篇~
滞る当ブログの主題
前回の広島巡りよりおよそ一年半間隔が空いている
このまま行けば全国制覇は何十年後のことになるのやら・・・
さて
映画館巡り第二弾の舞台は映画の都、京都
初日は京都の山陰に構える二館の映画館
舞鶴八千代館と福知山シネマである
東京⇔京都の交通手段は格安夜行バス(¥7,500/往復)
もはやこの額に太刀打ちできる手立ては持ち合わせていない
そして世界遺産だろうが舞妓はんだろうが申し訳ないがスルーである
本題へ突入
京都一発目は浜の映画館、舞鶴八千代館
舞鶴八千代館|3スクリーンで話題の映画を上映!専用駐車場あります
京都駅⇒東舞鶴駅(¥1,940/161min)
北口からメインストリートをまっすぐ進むと10分ほどで到着
外観
キングギドラがいかついがなにやら左下に像が・・・
複雑な経緯を持つモニュメント「にのみやくん」登場
http://www.maipress.co.jp/kakotpx/0907.html
経緯については上記リンク(2009年7月21日の記事)参照
駐車場側には3Dゴジラ
1F窓口
2Fロビー(ゴジラ特集)
戦艦三笠
赤が基調の八千代1
黄色が基調の八千代2 『小さいおうち』鑑賞
看板職人「故 永井清志さん 作」イラスト展示
看板の造形物は特別に発注しているとのこと
うろ覚えだが当人が幼少の頃親に連れて行ってもらった
夢を少なからず呼び覚ましていただいた
展示にしても映画館のぬくもりを感じずにはいられない
劇場宣伝の素晴らしさの本質がここにはあり
舞鶴の子供たちにも
そんな夢のような経験になれば嬉しい限りだ
そんな舞鶴八千代館だが2013年3月にデジタル化を済ませている
http://www.maipress.co.jp/kakotpx/1302.html
(2013年2月19日の記事参照)
一路、福知山シネマへ
北口から10分ほどで到着
外観
赤が基調のCINEMA1
緑が基調のCINEMA2 『アナと雪の女王』鑑賞
多目的スペース、CINEMA+PLUSにてドラぬりえ展
シネマコミュニティ
福知山シネマ入館早々に「いらっしゃいませー!」
恰幅の良い男性店員が覇気のある第一声
これには当人大変驚いた
というのも
上映時間まで少し余裕があり福知山を散策していたのだが
どこもかしこもゴーストタウンなのである
宿の店員さんによると
「4月は閑散期で土曜日は街から人が消える」とのこと
あまりに人気がなく『世にも奇妙な物語』の不穏な世界観・・・
心が折れて映画館のある通りに戻ると人気があり
映画館は人が集まる場所であることを再認識した
そして覇気のある恰幅の良い男性スタッフは
『ドラ』『アナ』の忙しさでナチュラルハイの状態であった様子
退場の際、入場前にお願いしたことを完全に忘れられていた
そんな(どんな)福知山シネマは市内唯一の映画館
映画を愛する映写技師と映画監督の二人によって2007年に開館したとのこと
2012年5月25日にデジタル化を済ませている
両丹日日新聞 : 映画館の灯消さない− 福知山シネマがデジタル導入し3Dも上映
タイムラインを遡るとその様子が伺えます
なお、今回の二館は株式会社シマフィルムが運営をされているそう
http://shimafilms.com/movies/kaisya/
いつまでも街の映画館の灯を残して欲しいと願う
それは紛れもなく新たな視点で実感したのでした
余談
全国展開する前に地場を固めないといけないと思いますよ
JR西日本さん
※この記事は2014年4月5日に巡った際のものです
映画館巡り~広島、シネコン篇~
蛇足にはなるが広島シネコン篇
映画館全巡りだけに複合型施設も外せない
109シネマズ広島
TOHOシネマズ緑井
広島バルト11
ワーナーマイカルシネマズ広島(現・イオンシネマ広島)
米ワーナーブラザーズのシネコン事業撤退により
私が巡った際はまだルーニー・テューンズが其処彼処に居たが
現在はその陽気な姿を映画館から消している
イオン、ワーナー・マイカル完全子会社化を発表 :M&Aニュース :企業 :マーケット :日本経済新聞
福山コロナシネマワールド
シネマ | 映画館の映画情報_福山コロナシネマワールド(備後・福山) | コロナワールド
T・ジョイ東広島
エーガル8シネマズ(前記事のフューレックが運営)
ピクチュアパレスを想起する摩訶不思議ロビー
福山エーガル8シネマズ[劇場案内] −フューレックグループ−
蛇足の蛇足
何度かシネコンで個人撮影を試みると
度々不審者扱いをされ警備員に通報される
「ご遠慮願いたい」「他のお客様にご迷惑です」etc...
“現代の複合型映画館の体裁を保つ為”
であるからして致し方なしか
もとよりシアタースタッフに教育が行き届いているともいえよう
(当人の風貌も大きな要因ではあろうが)
そして
シネコンは全国の映画館スクリーン数の8割以上を占めている
50年余りの間の映画館数の変化をグラフ化してみる(2013年)(最新):ガベージニュース
話題の新作映画さえ観れればそれでいいと
大半のユーザーにはインプットされているのだろうか
プログラムピクチャーに洗脳されてはいないだろうか
そのやうなことで
実際に映画館に足を運ぶユーザーは
新作映画の鑑賞方法を
シネコン、ミニシアター、または配信といった
当世風の大変スマートな選択肢が与えられた
映画の記憶は映画館と共に歩めない時代に
なってきているのを実感してきているが
あわよくば一生映画館で映画を観させてほしい
映画興行一世紀余り成り
※この記事は2012年10月に巡った際のものです
映画館巡り~福山、フューレック篇~
映画館巡り広島篇、最後を飾る福山駅へ
福山市は広島県と岡山県の県境にある広島第二の都市である
広島市中心部と比べるとやや閑散とした感は拭えないが
なまじインフラが整っている都市より風情があり当人の好み
福山市はフューレックが映画興行をメインで運営している
シネフク 外観
ロビー
シアター(シネマモード1)※2013年10月現在ではシネマモード2に移行
ピカデリー劇場 外観
入口
ロビー
シアター1(二階はバルコニー席で+500円)※こちらは現在シネマモード1
ピカデリー劇場へ寄贈されたサイン色紙
フューレックはエーガル8シネマズというシネコンも運営している
その分、シネフクやシネマモードではインディペンデント作品等
大作に執着しないラインナップやイベントに注力できるのであろう
事実私は滞在時間が限られているなかで
この興行会社の映画館を呉ポポロや横川シネマに続き
マイフェイバリットシアターに登録したのである
なお、ピカデリー劇場は福山駅前シネマモードに名称が変わったとのこと
フューレック - ついに4月20日(土)、駅前映画館が変わります!! 「シネフク」はピカデリー劇場とシネフクを融合し... | Facebook
余談だが
福山コロナシネマワールドは駅からシャトルバスもあり便利だったのだが
エーガル8シネマズは駅から直通の交通手段がなく
バス&徒歩移動を強いられたのを今でもよく覚えている
ただその要因はバスの仕様が昭和過ぎてタイムトリップしたからであろう
想い出のスクリーン
さて
益々映画館とはなんなのか?
混迷極める事態となってきている訳だが
費用的にも労力的にも
我ながら効果がぜんぜんみえてこない
目的は果たし
勝手ながら達成感はある
どこまでもいこう
次は映画の都かな
これまたいとをかし
※この記事は2012年10月に巡った際のものです
株式会社フューレック
福山市の映画館/シネコン[シネフク&ピカデリー&エーガル8&シネマモード] −フューレックグループ−
フューレックFB
映画館巡り~横川シネマ、呉ポポロシアター篇~
日本一の映画館、序破急社
映画のまち唯一の映画館、シネマ尾道
広島映画館巡りの二大目的は無事遂行
あとはのんきに食道楽かと思いきや・・・
郊外のシネコンを巡りつつ
パブリックビューイング等イベントごとに注力している横川シネマへ
広島駅⇒横川駅(JR可部線にて5分程度)
外観
シアター
昭和の名残というより、レトロモダンな映画館
ここでパブリックビューイングのような現代的イベントが行われていることに驚嘆
設備的にはやや難点(音響や防音等)で支障をきたすが
常設映画館の味わいはこのような経年劣化も大事な要素なのである
しかし2014年秋、改修工事を経て映画館が貸しホールになるとの報
そしてよくよく調べてみると
支配人たった一人で業務(事務、受付、もぎり、映写等)をしていると知り唖然
(業務の合間に少しでもお話を伺ってみたかった)
それがこちら
横川シネマ読本「横川で映画を観るということ」
※お買い求めの方
広告制作から出版まで 伝心社(でんしんしゃ)〜書籍案内販売コーナー〜
それとこちら
Twitter / yokatami: “横川で映画を観るということ”読了。 横川シネマはニュー・シ ...
激熱な一人の支配人と熱心なファンや地域の方々が支えてきたことが見て取れる
もはや、映画を愛する映画仲間で映画館を守ってきたといえる
尽力する姿勢に、私はただただ、たぎる次第なのである
購入した先述の本をペラペラめくりつつ呉ポポロシアターへ
大和ミュージアム等、広島の観光名所としても名高い呉は
『海猿』『男たちの大和/YAMATO』『山本五十六』等、ロケ地としても有名
海軍さんの麦酒館にて
外観(ポポロショッピングセンター呉館)
上映案内
入口(ポポロショッピングセンター呉館 4F)
シアター
呉ポポロシアターでは
2012年に大ヒットした『BRAVE HEARTS 海猿』にあわやの大感動
お茶の間で見るソレとロケ地の映画館で観るソレとでは体験として雲泥の差がある
想像以上に体育館みたいな大きな箱と大スクリーン
大手全国チェーンの映画館と比較しても
箱の充実度は勝るとも劣らない仕様である
横川シネマと呉ポポロシアター
前者のややアナーキーな独自性と
後者のややアナクロな映画館らしさ
掘り出し物を見つけ
興奮冷めやらぬまま
意気揚々と帰路
注記
ポルノ映画館、横川銀映を見落としたことが広島篇最大の失態
※この記事は2012年10月に巡った際のものです
横川シネマ (yokogawacinema) on Twitter
呉ポポロ
映画館巡り~シネマ尾道篇~
今のところ
序破急社の差金と思われても仕方ないほどの賛美具合だが
広島の映画館=序破急社なんてことはない
序破急社は造り込みと運営面が画期的なのである
もとい、本題突入
広島映画館巡り第二の起因、シネマ尾道。
広島には有名な映画のまちがあり、そのまちにはたったひとつだけ映画館がある。
それは小津安二郎の『東京物語』や、大林宣彦の『転校生』等のロケ地、尾道である。
※おのみち映画資料館にて
降り立つとそこには、港のほとり、坂の街、やはりどこか懐かしい映画の風情がある
そしてすぐシネマ尾道はあった
正面玄関
ロビー
シアター
シネマコミュニティ 1
シネマコミュニティ 2
北側の山より南側の海
シネマ尾道の経緯
(詳しく存じ上げないのだが)
2000年代初頭、映画館の灯が映画のまち尾道から消える。
2004年「尾道に映画館をつくる会」が発足。
2008年「NPO法人シネマ尾道」が市民募金により映画館を復活させた。
シネマ尾道 代表の活動日記 : 尾道松竹の歴史 - livedoor Blog(ブログ)
とのこと、非営利且つ地域密着市民型の映画館。
昔ながらの映画館の味わいは、やはり細やかな手作りの妙技から感じ取れた。
毎年恒例だという地元中学生の職場体験もほっこりさせられる。
映画のまちに迷い込んで
過去現在未来の時間を巡り
そのまちの映画館で映画を観て
ワンダーランドへのいざないを
如何に追体験するほかに
尾道はない
※この記事の画像は2012年10月に巡った際のものです
シネマ尾道
シネマ尾道 代表の活動日記 - livedoor Blog(ブログ)
おのみち映画資料館